2010年11月7日日曜日

芸を大切に


昨日こんな記事を見つけました。


サンドウィッチマン全国ライブツアー ネタ芸人の意地見せる


私は情報系も含めてバラエティは嫌いなので見ません。

(相方が横で見ていることはありますが)

見ていないので情報が古いですが、
たとえば、「はねるのトびら」とか「笑う犬」とか「めちゃイケ」とか「ごっつ」とか、
最初は面白かったんですよ、コントやってたから。
ちゃんと「芸」をやってたんですよね。
それがどれも、いつの間にかトークとかロケの企画をダラダラと流すだけになってしまう。
「こんなのただの居酒屋の与太話や学芸会を流してるのと変わらないんじゃないの?」と思ってしまうわけです。実際つまらないです。



芸人さんもかわいそうなんですけどね。
そんなに毎週毎週ネタなんで出てくるわけない。
ただ、テレビなんてイナゴみたいなもんで、
面白いと思ったネタがあったらとことん食い尽くして、
根も生えないくらい食い尽くしたら次のネタへ向かう。
芸人さんも、大切なネタをこんな風に扱われちゃ、たまったもんじゃないです。
ネタだけならまだしも、芸人さんの人生まで食い尽くすなんてこと、
よくありますからね。

そのせいか、逆に最初から芸は有名になるための手段で、
トーク番組なんかに出ることを目的にした人が増えてきたような気がします。
そんな人、私は見たいと思いません。

コンテンスト系の番組も増えていますが、あれもどうかと思います。
芸人さんは笑わせるのが仕事で、感動させるような演出は不要です。

ただ、サンドウィッチマンの記事を見て驚いたんですが、
ネタよりトークなんかの方が、視聴率が上がるんですね。
結局、見てる人のレベルも下がってるってことなんでしょうね。

特に民放がそうなんですが、最近のテレビはレベルが低すぎて、
見る気がしません。
先日NHKとフジが、たまたま同じ日に例の「チリの鉱山事件」のドキュメントを救出後にやっていたんですが、あまりのレベル差に驚きました。
(フジのものはひどくて見てられませんでした)


そんな中、サンドウィッチマンのような芸人さんがいたのは、
とても嬉しく思います。
ぜひ、頑張ってください。
でも、全国ライブ終了後に感動ドキュメンタリー的な番組は作らないでくださいね。
お笑い芸人はお笑いらしく、笑わせて終わってください。


トークばっかりやってる芸人さんへ。

「芸人」から「芸」をとったら、ただの人ですよ。

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