2011年4月23日土曜日

一家に一台、FTPサーバーを。


ようやく自宅にFTPサーバーを導入しました。

半月ほど前ですが、震災の影響か、購入したばかりの2TBのHDDに書き込みができなくなりました。
「Readはできるので早めに他のディスクにコピーをとって再フォーマットしろ」とPCに脅されたんですが、2TBの容量(実際は1.4TBくらい使用していた)のものなんて余分に持ってません。で、仕方なく新規に2TBのHDDを購入しました。
時間はかかりましたが、データ移行・再フォーマットも問題なくでき、気がつけば2TBが1台余っている(当たり前ですが)、「じゃあせっかくなんで余ったPCを使ってFTPサーバーでも作るか」と思った次第です。
(本当はもっと早く導入できたんですが、東京はまだまだ余震が続いているので先延ばしにしていました。ただ、しばらくはおさまりそうにないし、まあ何かあったらその時後悔します。)


当初は、昨年購入した無線ルーター(coregaのCG-WLR300GNE)にDDNSの機能がついており、それを使用する予定でした。
ただ家は「YahooBB 光 with フレッツ」のため、
電話回線→NTTのモデム→YahooのCTU(IP電話はここで分配)→自前の無線ルーター(CG-WLR300GNE)→無線や有線で各PCへ
という仕様。
思いっきり2重ルーター状態です。
「coregaのルーターは2重ルーターになっていてもDDNSが使える」という噂もあったんですが、どうもうまくいきませんでした。(この試行錯誤で昨日徹夜しました<笑>)

ちなみに、ちょっと愚痴を言うと、CG-WLR300GNEはNAS機能もついておりUSBにHDDを繋げば確かにファイルサーバーとして使用できました。ただNASで使用しているHDDをDDNSで外部から参照はできないようで少しがっかりしました。ツメが甘い。
基本は無線LANルーターなので贅沢言っちゃいけませんが・・・。

で、
「もういっその事DynamicDNSクライアントツールもPCでまかなっちゃえ」
と気持ちを吹っ切り、結局旧来の簡易サーバー構築という作業になってしまいました。

最終的にどうしたかというと



●サーバー機
余っていたVAIO P50を使用。ノートPCなので停電時も安心!
(と思ってたんですが、よく考えたら外付けHDDが停電時に落ちてしまうので同じでした<笑>)
なお、ポート転送をシンプルにするためCTU側に接続しました。
IPは当然固定ですが、PC側はDHCPにしておき、
CTU側でMacアドレス参照でIPを固定しました。

●CTU側の設定変更
FTPとして20-21でポートを解放。
HTTPとして80-80でポートを解放。
DMZでサーバー機のIPを解放(これはいらないかも)。

●DDNS
DynamicDNSサービスは「DynDNS」に登録。
DynamicDNSクライアントツールとして「DiCE」をインストールしました。

●ソフトウェア
OSがXPのHomeなのでIISなどついてません。
でFTPは「NekosogiFtpd」で構築。
ついでにHTTPサーバーとして「簡単Webサーバー」で構築。
(HTTPに関しては「AN HTTPD」も将来的に検討中)

「これでバッチリ」と言いたい所ですが、
うまくDDNS経由でつながりませんでした。
理由は簡単。内部からはDDNS経由でつながらないから。
イーモバイル経由(外部)からアクセスするとあっさりつながりました。
単に私の知識不足。実は構築できていました。
LAN経由の場合はIP直打ちで問題なくアクセスできます。
というかLAN経由なら普通にSMBでやり取りする(笑)ので問題なし。
ひょっとしたら、2重ルーターでも無線ルーター側のDDNS機能で行けたかもしれません。
もう面倒なので変えませんが。

ちなみに一番面倒だったのは、CTUやルーターの再起動ですね。
何か少し設定を変えるだけで1〜2分待ち。

しばらく個人的に運用して、問題なければ仕事でも使っていこうと思います。
これで「出先なのでサーバーのデータが確認できない」なんて事はなくなりました。
でも、面倒なときはこれからもそう言って逃げます(笑)
モバイラーにも息つぎは必要です。移動中くらい休ませてください。

いやぁ、いろいろ勉強になった。
PCとかHDDが余っている方は、お金かからないので是非お試しください。
面倒ですが、楽しいですよ。

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