久しぶりのアップです。
まずは、一連の天災で被災された方々の無事を心より祈ります。
出張で山梨に来ているんですが、先ほど大きな地震がありました。
「東北地方太平洋沖地震」からはじまり、関東は踏んだり蹴ったりです。
私は関西出身で「阪神淡路大震災」を経験しているので、現在東京や山梨で起こっているレベルの揺れは「ちょっと揺れたな」程度なんですが(※)、それに対する世の過剰反応に驚いています。
※あくまで東京・山梨のことです。
仙台や福島など大変な事態になっているところが多数あることは認識しています。
今回の一連で感じたことです。
●マスコミ
東京電力などの記者会見を何度となく見ましたが、記者という人種におそろしく嫌悪感を覚えました(元々嫌いでしたが)。
東京電力の人たち、多分ほとんど寝ずにがんばってますよ。
政府で対応にあたっている人たちも、多分ほとんど寝ずにがんばってますよ。
そもそも、天災なんて誰のせいでもないんですよ。
それを何故記者の人たちは責め立てるんでしょうか?
この人たちって人の意見に同調することはあるのかな、と疑いたくなります。
「国民の代表」と勝手に思っているみたいですが、少なくとも私は支持した覚えはありません。
●首都圏の交通網
今回に限ったことではありませんが、ちょっともろすぎます。
特にJRの対応の遅さ、あきらめの早さは毎回驚きます。
逆にメトロなど、最初復旧が遅いと思ってましたが、実は地下の線路を全部歩いて確認していたらしく、また地震当日にみんなが帰れるように終夜運転を行うなど、なかなか男前な対応をしていました。かなり見直しました。
●テレビ
生々しい映像を何度も流して恐怖感をあおるのはやめてほしい。それはスクープを撮影した自己満足にすぎないと思う。
フジや日テレなんかは尖閣諸島の屈辱を果たそうとしているとしか思えない。
それよりも、リアルタイムの被害情報と、例えば「避難所の場所」や「無料の自販機が提供された」などの有益な情報を提供してほしい。
Twitterで、同じような情報を競い合うのではなく、節電の観点からも含め「NHK+1」でいいんじゃないかという意見があったが、全くその通りかと。
●通信
今回、携帯電話回線があまりにも脆いことが浮き彫りになりました。
そんな中で役に立ったのがスカイプです。
また、ノートパソコンのおかげで電源のないところでもUSTREAMでNHKをみることができました。
イー・モバイル、がんばってました。
上記で「NHK+1」に触れましたが、いっそのこと民放を1局だけ残して他は無期限停止、その分「携帯電話回線の強化」「日本全国無線LAN化」に力を入れる方がよいかと思います。できれば、「子供手当」とかバラマキ予算もそちらにまわしたら?
ネットをベースにした通信だと世界中にサーバーとか分散されているので「機能停止」のリスクが軽減されますし、リアルタイム性に優れた映像もストリーミングで特設チャンネルを容易に立ち上げられます。
技術的には十分可能。
後は人が対応できるかどうか・・・
●経済
関東はまずいですね。電気がないですから。
少なくとも従来のような
大部屋的な時間や空間を共有するビジネススタイルができる土壌ではなくなりました。
おまけに放射能汚染の可能性もゼロではありません。
数年は関西などに首都機能などを移転、なんて可能性もありえます。
関西は苦手なのでちょっと「・・・」ですが・・・
私も仕事のスタイルを考えなければ。
●ライフスタイル
石原都知事の「天罰」発言が問題になってますが、私は実は共感しています。
物欲ではなく、熟成された幸せの探求。
麻生元首相が引用していた「貧しいがよく笑う」民族性を取り戻すいい機会じゃないでしょうか?
ひょっとしたら電力不足が後押しして、首都圏は在宅勤務が進むかも知れませんね。
毎日莫大な電気代がかかる大手のビルなど、無期限停止になっていくと思います。
私も半分在宅で仕事していますが(というか私の場合、ノマドなんですが)通信インフラさえしっかりしておけば実に効率的です。
今回お客様からのメールで
「仕事を収めるのも大事ですが、命だけは変えられませんので、
何よりも第一優先にしてください。 」
というお言葉をいただきました。
殺伐としたイメージのある首都圏に住む我々が、
このような気持ちが持てるようなライフスタイルに
変遷することを強く願います。
まずは、なるべく多くの人々が助かるために手を尽くして、
この事態を嘆くことを一通りしたら、
次は更に一歩進んだ関東をみんなで目指せたらいいですね。
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