2011年4月1日金曜日
いま東京がすべきこと-計画停電ではなく計画稼働
一時期、「人が減ったなぁ」と思ってましたが、人通りが増えてきました。
お店の品揃えも増えてきて、通常の生活に戻ってきた気がします。
「東京は電力が激減するから経済などの中心は関西になるのでは」と思っていましたが、実は関西でも仕事が減っていっているようです。
原因としては、
1「全国からいろいろなパーツが集まって製品はできている」という事
2「やっぱり東京中心に日本は動いている」という事
このままでは電力の少ない東京より地方都市の方が先に倒れていくのではないかと思っています。
とはいえ、少なくとも今年は東京は今までより電気が足りません。
東電は「計画停電」を実施していますが、実際は「無計画停電」と言われるほど長期的視野で見た場合には安直な策です。
で、私なりにどのようにすれば計画停電をしなくて済むか、考えてみました。
(といってもほとんどネット上で言われている案をまとめただけですが・・・)
●不要な電気は消す
まあ・・・当たり前の事ですが・・・
いま街中が節電されていますが、実は「このくらいの明るさがいい」なんて意見もよく聞きます。
先日夜に空を見上げると、星が近くに感じました。とても奇麗でした。
●電車などの移動時間のピークを分散。電車の本数を減らす。
計画的な時差出勤(当然残業禁止)、自己管理ができる方には在宅勤務。
仕事の内容にもよるでしょうが、家で仕事ができる人も少なくないと思います。私も実は半分在宅です。
●エアコンを極力使わない
本当は一斉に止めると、実は全体の温度は下がります。東京は20世紀の100年で3度平均気温が上がったらしく(ヒートアイランド現象)室外機の排気熱も一役買っています。とは言っても・・・1度くらいかな・・・
まあ、チリも積もれば・・・です。
●仕事中の服装の自由化
はっきり言って、こんな事がなくても夏場にスーツを着て仕事をするなんて馬鹿だと思っていました。せっかくのいい機会なので、思い切って「TシャツOK」にしてほしいです。
●自粛はしない
電気は節約すべきですが、「=自粛」は安直です。
自粛なんかしたって何にもいい事ありません。
逆に元気なところが「東北の被災地を支える」ように頑張らないとダメだと思います。
●テレビ局は「NHK+1」
たいしたものを流していないので、民放は1社で十分。どうせ誰も見てません。
電気代の無駄です。上で「自粛はダメ」と言いましたが、本当の無駄は止めた方がよいです。
それが無理ならピーク時は放送をストップするなど、マスメディアは節電をうったえる前に自分たちが節電をしてください。
●ITとネットワークインフラ
ITは電気を使いますが、実は節電に向いています。特にクラウドは端末自体は省電力になるので効果的です。サーバー設置場所を分散しておけば、今回のような災害時のリスクヘッジになります。
ただし、現状2つの問題があります。
1つめは人。
情弱者が多すぎます。今の日本は情弱者基準(低基準)になっています。これでは先に進みません。技術は結構進んでいます。人が対応できていないだけです。「製品が人に対応できるのが本当の技術」的な事を言う人がいます。方向性として賛同しますが、あくまで理想論です。情弱者の皆さん(自分も含む)もっと勉強しましょう。また逆に産業も情弱者を底上げする製品を目指してほしいです。そうする事で経済の活性化の一因につながるのではないでしょうか。
2つめはインフラです。
現状ではSaaSまでやるにはインフラがお粗末すぎます。
また、高速な有線インフラはもちろんですが、全国高速無線LAN化も必要です。
今年中に地下鉄の電車内も電波がくるようになると聞いていましたが、この災害で「便乗中止」にならない事を祈っています。
これらだけでなく、いろいろ上手くできると計画停電は回避できるような気がするけど、どうでしょう?
よくよく見ると「温暖化防止・CO2削減(私は信じてませんが)」で提唱されてきた事と同じです。
誤解を恐れずに言うと、スマートに生まれ変わるチャンス。
やってやれない事はない。
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